2014年12月25日木曜日

アプリ開発者養成講座(第1期)に参加してきました

こんにちは。行ってきました。


アプリ開発者養成講座とはなんだ?という話はここに書いてあるので省くとして、この記事では、私の体験記的なものを書こうと思います。(あまりに駄文なので、キツいと思った方は最後の3段落からどうぞ。)

母が早稲田キャンパス内で発見したチラシを私に手渡してきたのがきっかけでした。最初は「私、今年受験だし」とかで全く見向きもしなかったのですが、チラシをもらった日が講座の募集締め切り日だったこと、受講料が無料だったこと、見覚えのある方の名前がチラシに載っていたことで、「とりあえず応募するだけしてみるか」と思った次第です。

応募用紙になぐり書きして、企画書とは名ばかりのルーズリーフを父の使用済み封筒に入れて、夕方の郵便回収にギリギリ間に合う形でポストに投函しました。それで選考に通っていて、面接も行ったら通ってしまったので覚悟を決めました。


7月の初回、偉い方々のお話を聞いた後に一室へ移動してから早々、「地獄へようこそ」と言われたのを覚えています。

そして65回をひたすら通っていったわけですが、最初のほうはeclipseやAndroid SDKのセットアップに終始難航したり無線ネットワークのキャパがカツカツだったりでいちいち時間が掛かっていました。あと、途中からGoogle+のコミュニティに一斉に入るという試みがあったのですが、これが良かったですね。活発な交流が生まれました。

最初のファーストステップ編(7回)で、プログラムってなんだ?とかスマートフォンってなんだ?という話を凄そうな人から直接聞けるのにはちょっと感動しました。

Androidの仕組み編(6回)では、アクティビティのライフサイクル眺めたり、Viewクラスを使って円を動かしたり、Viewのレイアウトの種類とかUI部品の種類を見たりしました。先生の話半分で写経したコードを弄って遊んだりして楽しかった記憶があります。

基礎編(4回)では、layout.xmlの書き方とか、レイアウトとか、UI部品の使い分け方とかやったり、画像を貼りあわせて日本列島を作ったりしました。

特にステップアップ編(7回)の、ちょっとしたドロイドくんのゲームと講座のシラバスが確認できるアプリを作った回がとても実りあるものだったように思います。先生曰く「担当の人が事情により来られず、急遽作った」そうなのですが、Androidアプリを作るとき、どんな流れで作るのかを自然と学べました。ここだけは「何について学ぶ」というより、「何を作るから、これが要る」というのが他のパートと違ったように思いました。

応用編(31回)では、アニメーション効果の付け方を学んだり、非同期処理の重要性とか学んだり、Arduinoにセンサー挿して動かしたり、telnetでhttpリクエスト送ったり、WebAPIを使ってみたり、Bluetoothについて学んだり、VideoViewで動画再生してみたり、OpenGLを触ってみたり、ライブラリーを拾って使ったり作ってみたり、Google App Engineを触ってみたり、dpの必要性とか学んだり、Talkbackを体験したり、セキュリティ対策の重要性を学んだり、なんかもう本当に色々やりましたね。

公開とブラッシュアップ編(4回)では、UXデザインについて学んだり、ストーリーボード作ってみたり、Playストアへの公開の仕方を追ってみたり、作ったアプリをブラッシュアップするアプローチを教えてもらったりしました。個人的に自分のアプリがまだ出来ておらず、集中して講義を受けられなかった気がします。


その他、講座の合間に補講が開かれたり、オープンセミナーがあったり、勉強会が開かれたりもしましたし、終盤では講座と絡めたハッカソンも開催されました。ついでにここで自分のアプリの発表をさせてもらったりもしました(スライド置いておきます)。あとABCで展示に参加させてもらったりしました。


講座を受けて思うところとしては、私はもともと講座の内容を了承の上で応募しましたから大満足でしたが、デザイン関係の内容がもっと欲しかったですよね。私にとっては、デザインのことはこれから自分で学べば良いのですが。あと、プランニング関係はもっと手前でも良いんじゃないかなとか、応用編長すぎるんじゃないかなとか、構成を練る余地があるんじゃないかなあと思いました。


感想としては、どう考えても私の人生の経験を強制的に豊かなものにしてくれました。この半年間を別のことに費やしていたら、途方もないギャップができただろうなと思うくらいに。講座内ではあまり受講生や講師の方と話すこともありませんでしたが(Google+ではお世話になりました)、私はあの教室に、あれだけの人たちがいる環境に半年間も居ることができて、本当に幸せだったんだろうなあと思っています。ちゃんとAndroidアプリの制作においても、自分で問題解決しながら作れるレベルになれた気がしますし、私的に大成功です。

個人的に、プログラミング教育的な方向性のICTプログラミングスクールを見掛ける機会があり(こことかここ)、流行りつつあるなあと思っていたのですが、今回のアプリ開発者養成講座は、対象年齢が大学生寄りで、教育というよりもより実践的な内容でした。かといって、ビジネスマン向けのお堅い感じ(※イメージです)でもなく、新しさを感じました。

是非サムスンの方、早稲田の方、アスキーの方、講師の方々、その他諸々の関係者の方の許す限り、続いていって欲しいと思います。人の人生を変えるような力が、この講座にはあるように思えてならないのです。