2015年5月2日土曜日

LinuxのWineでフォントが汚い場合のもうひとつ見るべきところ

お久しぶりです。(連投)

wineでフォントスムージングに関するあらゆる記事をよく読み、regeditを弄りまくった。でもフォントが汚い!という人。winecfgの"画面"タブの"画面解像度"のつまみを右へスライドして、フォントの様子を見てみましょう。あれ?ちょっと汚くなくなったぞ!?と思いませんか?(ちなみにこれはIPAゴシックです)

もし私の様子と同じようであれば、wineのフォントに関する設定は十分正しいようです。それでは、一体何がいけないのかというと、FreeTypeでのフォントレンダリングがネックになっているかもしれません。

解決策としては、FreeTypeにinfinalityパッチを当てたものを導入すると良いです。infinalityは、FreeTypeのレンダリングをより良いものにするパッチです。deb系ではPPAとか、ArchではAURにて調べると比較的簡単に導入できると思います。もしパッケージが用意されていないディストリビューションを使っていれば(そんな人中々いないと思いますけど)、この方法を試してみてください。

Linux でフォントのレンダリングを好みのものにする方法 : アシアルブログ

infinalityパッチを当てた後、再起動すれば、IPAゴシックもこの通り。

ちなみに、Ubuntuでは何もしなくてもTakaoゴシックが綺麗に表示されるっぽいですが、UbuntuもFreeTypeに独自の変更を加えているようです。