2014年12月26日金曜日

2014年に手に入れたガジェット

連投です。ただしストックしていたわけではありません。


今年は私にしては端末が豊作でした。ほとんど譲ってもらったものですが。

これはDell Streak 5(001DL)です。姉が使っていたものです。起動はしますが、バッテリーが死んでます。あと外装が剥げてるので、外装交換しようかと思ってます。あとSIMアンロック可能なのが良いですね。

Lumia 800です。某NokiaのユーザーイベントでNokia愛を条件に永久貸与していただきました。7.8までアップデートしました。使われる日本語フォントがメイリオとYu Gothicで混ざってるのが意外です。

LifeTouch NOTEです。オークションで8000円で落としました。Tegra 2なだけあってFroyoでサクサクです。実はnvflashでUbuntuやらDebianやら入らないかなあと期待して買いましたが、手付かずです。

VAIO C1です。父が使っていたのですが、破損していたのでニコイチしました。Crusoeという私的に珍しいCPUが載っています。非力です。せめてPATA SSDに積み替えたいのですが、6000円くらいするんですよね...

007Zです。これも父が使っていたものです。今のところモバイルルーターは入り用ではないのですが、これもSIMアンロック可能なのでいつかしたい。


いかがでしたか?譲りものばかりなのに結構私好みなガジェットばかりです。どちらかというと色々なガジェットも欲しいことには欲しいのですが、ボロボロだったものを綺麗にするとかそういう方向で愛でていきたいですね。よいお年を。

2014年12月25日木曜日

アプリ開発者養成講座(第1期)に参加してきました

こんにちは。行ってきました。


アプリ開発者養成講座とはなんだ?という話はここに書いてあるので省くとして、この記事では、私の体験記的なものを書こうと思います。(あまりに駄文なので、キツいと思った方は最後の3段落からどうぞ。)

母が早稲田キャンパス内で発見したチラシを私に手渡してきたのがきっかけでした。最初は「私、今年受験だし」とかで全く見向きもしなかったのですが、チラシをもらった日が講座の募集締め切り日だったこと、受講料が無料だったこと、見覚えのある方の名前がチラシに載っていたことで、「とりあえず応募するだけしてみるか」と思った次第です。

応募用紙になぐり書きして、企画書とは名ばかりのルーズリーフを父の使用済み封筒に入れて、夕方の郵便回収にギリギリ間に合う形でポストに投函しました。それで選考に通っていて、面接も行ったら通ってしまったので覚悟を決めました。


7月の初回、偉い方々のお話を聞いた後に一室へ移動してから早々、「地獄へようこそ」と言われたのを覚えています。

そして65回をひたすら通っていったわけですが、最初のほうはeclipseやAndroid SDKのセットアップに終始難航したり無線ネットワークのキャパがカツカツだったりでいちいち時間が掛かっていました。あと、途中からGoogle+のコミュニティに一斉に入るという試みがあったのですが、これが良かったですね。活発な交流が生まれました。

最初のファーストステップ編(7回)で、プログラムってなんだ?とかスマートフォンってなんだ?という話を凄そうな人から直接聞けるのにはちょっと感動しました。

Androidの仕組み編(6回)では、アクティビティのライフサイクル眺めたり、Viewクラスを使って円を動かしたり、Viewのレイアウトの種類とかUI部品の種類を見たりしました。先生の話半分で写経したコードを弄って遊んだりして楽しかった記憶があります。

基礎編(4回)では、layout.xmlの書き方とか、レイアウトとか、UI部品の使い分け方とかやったり、画像を貼りあわせて日本列島を作ったりしました。

特にステップアップ編(7回)の、ちょっとしたドロイドくんのゲームと講座のシラバスが確認できるアプリを作った回がとても実りあるものだったように思います。先生曰く「担当の人が事情により来られず、急遽作った」そうなのですが、Androidアプリを作るとき、どんな流れで作るのかを自然と学べました。ここだけは「何について学ぶ」というより、「何を作るから、これが要る」というのが他のパートと違ったように思いました。

応用編(31回)では、アニメーション効果の付け方を学んだり、非同期処理の重要性とか学んだり、Arduinoにセンサー挿して動かしたり、telnetでhttpリクエスト送ったり、WebAPIを使ってみたり、Bluetoothについて学んだり、VideoViewで動画再生してみたり、OpenGLを触ってみたり、ライブラリーを拾って使ったり作ってみたり、Google App Engineを触ってみたり、dpの必要性とか学んだり、Talkbackを体験したり、セキュリティ対策の重要性を学んだり、なんかもう本当に色々やりましたね。

公開とブラッシュアップ編(4回)では、UXデザインについて学んだり、ストーリーボード作ってみたり、Playストアへの公開の仕方を追ってみたり、作ったアプリをブラッシュアップするアプローチを教えてもらったりしました。個人的に自分のアプリがまだ出来ておらず、集中して講義を受けられなかった気がします。


その他、講座の合間に補講が開かれたり、オープンセミナーがあったり、勉強会が開かれたりもしましたし、終盤では講座と絡めたハッカソンも開催されました。ついでにここで自分のアプリの発表をさせてもらったりもしました(スライド置いておきます)。あとABCで展示に参加させてもらったりしました。


講座を受けて思うところとしては、私はもともと講座の内容を了承の上で応募しましたから大満足でしたが、デザイン関係の内容がもっと欲しかったですよね。私にとっては、デザインのことはこれから自分で学べば良いのですが。あと、プランニング関係はもっと手前でも良いんじゃないかなとか、応用編長すぎるんじゃないかなとか、構成を練る余地があるんじゃないかなあと思いました。


感想としては、どう考えても私の人生の経験を強制的に豊かなものにしてくれました。この半年間を別のことに費やしていたら、途方もないギャップができただろうなと思うくらいに。講座内ではあまり受講生や講師の方と話すこともありませんでしたが(Google+ではお世話になりました)、私はあの教室に、あれだけの人たちがいる環境に半年間も居ることができて、本当に幸せだったんだろうなあと思っています。ちゃんとAndroidアプリの制作においても、自分で問題解決しながら作れるレベルになれた気がしますし、私的に大成功です。

個人的に、プログラミング教育的な方向性のICTプログラミングスクールを見掛ける機会があり(こことかここ)、流行りつつあるなあと思っていたのですが、今回のアプリ開発者養成講座は、対象年齢が大学生寄りで、教育というよりもより実践的な内容でした。かといって、ビジネスマン向けのお堅い感じ(※イメージです)でもなく、新しさを感じました。

是非サムスンの方、早稲田の方、アスキーの方、講師の方々、その他諸々の関係者の方の許す限り、続いていって欲しいと思います。人の人生を変えるような力が、この講座にはあるように思えてならないのです。

2014年9月17日水曜日

ノートパソコンがボロボロになっても、自分で修理したらいいじゃない

ずいぶん前にやった事なのですが。

あ、この記事を参考に自力で修理なさる方は、サポートも受けられなくなるでしょうから自己責任でなさって下さい。こんなことを書くのは野暮でしょうか。


そこそこ高い買い物をしたら大事にしたいと思うのが心情ですが、時が経つにつれてなんとなく扱いが雑になったりして溶剤をこぼしたり、地面に落としてしまったり、歪んだ筐体をトンカチで叩いてさらにボロボロにしてしまいますよね?(異論は認める)

気に入って買ったものがボロボロになった時、新しく別のものを買うか、修理をするかを迫られます。私の場合、学生の身分でありながら6万円を払って買ったDellのノートPC、Vostro3360をみすみす捨てるようなマネができるはずもなく、かといってサポートを頼ってお金で解決するような裕福さも持ち合わせていません。

そうすると選択肢はひとつしかありません。自力で修理をすることです。そこでまず故障したノートPCを分解する手順の知識と、分解するのに必要な道具、そして交換するパーツの用意をする必要があります。

分解の手順はDellがサポートサイトで配布している、オーナーズマニュアルというものに載っていました。日本のメーカーにもあるのでしょうか?ともかく一生Dellについていきたいと思いましたね。

マニュアルを読む分には、プラスドライバーがあれば問題無さそうなので特に準備はしませんでした。元々精密ドライバーなどは家にありましたから。

最大の難所であろうパーツの手配ですが、そういったものはまずeBayかなぁ?と思い、検索してみました。すると幸い私の機種のパーツはとても出品数が多く、お目当てのパーツも良い値段で見つかりました。2つほど購入しましたが、どちらも良い出品者で、パーツの状態も良く、届くまで1週間は掛からなかったと思います。

いよいよ分解、交換の作業に入りました。私の場合ではパームレストと底面の筐体を交換したのですが、どちらもそこそこ時間がかかりました。特に底面の筐体はディスプレイ部以外のすべてのパーツを取り外す必要があり大変でした。ただ、マニュアルのおかげで分解はとてもしやすく、あまり器用ではない私でもちゃんと交換出来ました。Dellありがとう。

組み上げたあとに異常がないか電源をつけたりしましたが、特に問題もなかったので修理完了です。かかった費用はパーツ代だけ(送料込み)なので、パームレスト(19.99USD+28.26USD)と底面の筐体(15.00GBP+2.90GBP)で、購入時のレートで計8348円です。サポートに送ったらいくら掛かるか知りませんが、新品と同じ6万を請求されてもおかしくないかも?

eBayのようなオークションサイトを一人で利用するのは初めてで、緊張はしましたがお互いにポジティブ評価をし合うシステムが良いですね。良いお年を。

2014年7月10日木曜日

まだ興味あります?Windows Phone 8.1(Developer Preview)

お元気ですか?私はまだ元気です。


2ヶ月ほど前に手元のLumia 920にWP8.1の開発者向けアップデートを適用してみたので、WP8からの変更点についてお話しします。...とは言っても、既に語り尽くされているような気もしますし、網羅的に紹介はしません。ていうかそういうスタンスはとらない事に致しましたので、私が使っている範囲でアーカワッタナーというところを紹介しますね。

また、WP8の記事で取り上げていない機能について脈絡もなく変更点を上げる箇所がありますが、ご容赦ください。


アクションセンターが来た

WP8.1の目玉としてまず上がるであろう、アクションセンターについて。本家Androidの通知バーに近い機能を持っています。これのおかげでタイル画面まで戻らずとも、通知を見逃すことはなくなりました。またWiFiやBluetoothなどののトグルボタンが4つ配置され、いくつかの機能から選ぶことができます。頻繁に設定を変更するのに便利ですね。

画面回転のロックが可能に

驚くかもしれませんが、WP8までは画面回転のロックができなかったのです。これで寝ながら操作しても安心できます。上記のトグルボタンとして配置することもできます。(私は結局オフにしていますが)

アプリごとの通知方法の指定が可能に

今度はiOSっぽい機能でしょうか。アプリケーションごとにアクションセンターへの表示非表示、バナー、サウンド、バイブレーションの4つがそれぞれ選べるようになりました。これによってFacebook関係はバナーやバイブレーションでいつでも分かるように、アプリの自動更新通知はとりあえずアクションセンターで表示するだけ、なんていう使い分けができます。

透過タイル、壁紙が来た

タイルと壁紙、この2つが本当に相容れる存在なのか...そう考えていた時が私にもありました。これのおかげでより自由にタイル画面を飾ることができます。今まではテーマカラーからしか色が選べずやきもきしましたが、壁紙をうまく使えば白でよりシンプルにしたり、グラデーションを加えてタイルにより動きを加えることができます。

タイルの3列配置が可能に

Lumia1320、1520が発表されたときに表示領域の広さを自慢するかのように表れた3列タイル。ですが、もう彼らの専売特許ではなくなりました。920でも設定によって3列タイルにすることができます!(下位機種では制限されているかも)

フォトの日付別表示が可能に

これはiOSの写真からでしょうか。日付ごとに撮った写真が並びます。単に撮られた順番に整然と並んでいるのも個人的に好きですけどね。

FacebookとWPが分離された

WP8ではメッセージでFacebookメッセージが送受信できたり、フォトからFacebookへSkyDriveのリンクを貼れたりできましたが、そういった機能はMS謹製のFacebookクライアントへ分離されたようです。Peopleでのニュースフィードの閲覧もFacebookクライアントをインストールしないと出来なくなりました。Facebookとの親和性が高い印象だったのに、平凡に逆戻りした印象です。

バックグラウンドタスクとバッテリーセーバーが統合された

どのアプリケーションがフォアグラウンド、バックグラウンドでバッテリーを消費しているかも表示してくれるようになりました。タイル設置も出来るようになり、とても使い勝手が良いです。

データセンサー、ストレージセンサーもタイル配置が可能に

これらもタイル配置ができるようになりました。標準でこれらのユーティリティがあると心強いですね。

サウンド管理が賢くなった

ヘッドホンとスピーカーとか、着信音とメディア+アプリでボリュームコントロールが別々になりました。地味ではありますがとても助かります。


Cortanaについては、一応導入可能なのは確かめましたが、触っておりませんのでふれませんでした。全体的には、機能が順当に充実してきたという感じがします。他のモバイルプラットフォームから吸収できるところを吸収し、魅力的な存在になろうとする懸命さが伺えます。それでいて視認性の高さは損なわれることなく、やはり使い勝手が良いです。Nokiaのモバイル部門がMicrosoft配下になりながらも、その名は残りそうですし、Nokia Xシリーズがまさかの後継機種が出たり、de:codeでLumia端末の配布があるとは思いませんでした。Lumia x30も発表がされ、また魅力的な端末が登場し続けています。これからも日本再上陸を願っていきましょう。

あ、私今月のNokia Con in Japan 2014というイベントに参加します。まぁ参加するだけです。それでは。

2014年5月14日水曜日

思い立ったがGentoo(UEFIブートできるようインストール)

[追記: 2016/10/13]
この記事はUEFIブートに関する情報が公式ハンドブックになかったために執筆しましたが、今や日本語でも情報が載っていますので、この記事を読むことはおすすめしません。是非公式ハンドブックを参照ください。

ハンドブック:AMD64 - Gentoo Wiki


久しぶりに書きます。ていうか執筆中だけど公開して随時更新します。


当方メインにDebian sidをしばらく使っていました(半年ほど)が、debパッケージにすごい煩わされるのでGentooを試してみました。

ちなみに今までの私のディストリビューション歴は、Ubuntu→Debian(squeeze)→Debian(sid)でずーっとdeb系から離れられず、rpm系は一時的にCent OSやFedoraやopenSUSEやMageiaに触るという事はありましたが、常用はしたことがありません。

そして、なぜGentooを使おうと思ったのかという話なのですが、それは前述の通りdebパッケージに(メンテナーに)不備があった場合、いくら環境を変えても解決しようのない問題で、そういった問題に半日を費やしたこともあったので、バイナリパッケージから離れてみようという気持ちがあったからです。

たとえば私が今プライベートでのみ利用しているDebian Wheezyなサーバで、OwnCloudを導入しようと思ったのでaptitude installしたのですが、バージョンが古いとかは別段気にしないとして、なぜかパーミッション関係でおかしな事になるとかで、結局openSUSEコミュニティで別にビルドされた最新のパッケージでは不具合無く動くという。ググるとこんなんあるし、どうせ使えないならパッケージ消しといてくださいとか思っちゃいますけどね。

本来ならば私がDebianコミュニティに参加してMLに投下するとかメンテナーになれるよう始めるとかするべきなんでしょうが、そういう勇気はなかったので、ソースパッケージが扱えるGentooを試すことにしました。

Gentooのドキュメントはとても丁寧で、基本的にはこの通りで構わないのですが、日本語に翻訳されたものはほんの少し古いだとか、UEFIブートしたいとかは叶えられないとかがあるので、この記事にて試した痕跡や思ったところを残しておこうと思います。

参考にしたもの


まず、インストールに使うディスクはドキュメントにあるようなGentooインストールCDではなく、SystemRescueCdをおすすめします。なぜかというと、Gentooのインストール工程自体がそれほどインストールメディアに依存しないものであること、SystemRescueCdもまたGentooベースであるので混乱が少ないこと、そしてカーネルがEFIをサポートするようにビルドされていること、という3点があるためです。

ネットワーク関係はnet-setupを使えば問題ないでしょう。ただし私の環境では無線はうまく使えませんでした。

パーティションを分けるときは、余程のこだわりがない限り、パーティションテーブルはgptにして、gdiskやcgdisk、partedといったコマンドを使うと良いでしょう。必ず最初のパーティションにはEFIパーティション(私は余ったスペースだった240MBくらい)を作ってmkfs.vfatでフォーマットしておきましょう。他にもusrやvarやhomeパーティションを区切るのはお好みで。

make.confは今では/etc/portage/内に移動されています。コンパイラーのフラグはとりあえず

CFLAG="-march=native -O2 -pipe"
CXXFLAGS="${CFLAGS}"
MAKEOPTS="-j5"
に、しました。-march=native以外はドキュメント通りです。

そろそろchrootするために先ほど区切ったパーティションをマウントしたりすると思うのですが、ドキュメントのprocやdevのマウントの他にsysfsやEFIパーティションのマウントもしてください。後のちのgrub-efiインストールに必須です。

# mkdir /mnt/gentoo/boot/efi
# mount -t vfat /dev/sdaX /mnt/gentoo/boot/efi
# mount -t sysfs none /mnt/gentoo/sys

システムprofileの設定は、選択肢内にあるようなgnomeやkdeを使うようでなければ、例えばXfceを使うようであれば、デフォルトのままで構わないと思います。

USEフラグですが、ドキュメントにある通り、これはportageの根幹を成す程に重要で、目玉なオプションです。ノートPC+Xfce+日本語環境を構築するのであれば

USE="bindist mmx sse sse2 jpeg png perl python lua acpi scsi dbus fuse udev udisks upower consolekit policykit session wifi bluetooth usb cdda dvd alsa pulseaudio cairo opengl cjk ibus nls X libnotify startup-notification gtk gtk3 -gnome -kde"
とかじゃないですかね。試行錯誤あるのみです。まぁあとでUSEフラグを弄っても
# emerge --update --deep --newuse world
してなんとでもなるので気楽に行きましょう。

次に、カーネルの構築・インストールです。ドキュメントにある通り、カーネルの設定を自分でいじるか、genkernelで万能なカーネルを作ってもらうかの2通りがあります。私は、自分で設定することをおすすめします。なぜならば、genkernelと比較して明らかにビルドにかかる時間が短いし、一度ビルドさえしてしまえば、後で設定を変更しても再ビルドは一瞬ですから。あ、/bootに忘れずビルドしたカーネルを置いてくださいね。kernel-*とかvmlinuz-*とかリネームして。make installでやってくれますね。見落としていました。

fstabにパーティションを書き込むとき、もしSSDを使っているなら、マウントオプションにdiscardを追加すると良いでしょう。先ほど作ったEFIパーティションは、/boot/efiにマウントされるようにして下さい。あと、パッケージビルドの作業で使われるDISTDIR(デフォルトでは/var/tmp/portage。make.confに書いてあります)はtmpfsでマウントしたほうがよいです。SSDの寿命的に。

tmpfs   /var/tmp/portage tmpfs  nodev,nosuid,size=4g 0 0

ホスト名、ドメイン名の設定をドキュメント通りにやっただけでは、コンソールでのログイン画面でドメイン部に"unknown_domain"と表示されて鬱陶しいです。ですので、もしホスト名が"gentoo"、ドメイン名が"jp"なら、/etc/hostsのループバックアドレスに

127.0.0.1 gentoo.jp gentoo localhost
と書いておくと良いです。

インストール完了後のネットワーク設定ですが、/etc/conf.dに個別に設定する必要はなく、/etc/init.d/net.loからシンボリックリンクを/etc/init.d/net.<ネットワークデバイス名>で貼り、rc-update addすれば、勝手にdhcp接続してくれます。dhcpcdはインストール不要です。

時間設定については、hwclockがlocalなのかutcなのかを確認する以外にも/etc/localtimeで、どの地方時間を使うかも指定する必要があります。これはもし日本に住んでいるなら

# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
としておくと良いでしょう。

さて、いよいよgrubをインストールする段階になったのですが、まずmake.confにどのプラットフォームにインストールしようとしているかオプションを書いておく必要があります。

GRUB_PLATFORMS="efi-32 efi-64 pc"
UEFIブートするほとんどのものはefi-64で良いはずです。ちなみにpcはBIOSブートを指しています。

次にgrubのインストールと、grub.cfgの生成をします。

# emerge -av grub
# mkdir /boot/grub
# grub2-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
mkconfigした際にFound linux imageの旨のメッセージが出ているなら、いい感じです。最後に
# grub2-install --target="x86_64-efi" /dev/sda
とかして、再起動時にgrubの起動選択画面が出たらインストール完了です。


長ったらしい、可読性の欠片もない文章を書きました。いかがでしたでしょうか。

portageについてですが、常にemergeするときは-avや-pvなどといったオプションをつけて、何のパッケージが何のUSEフラグをオンにしているか、オフにしているかを把握しようとしながらやっていくと、自ずと何をUSEフラグに追加するべきか分かるはずです。USEフラグを変えたら--newuse worldで他のパッケージに適用することを忘れぬよう。

aptitudeやapt-getと違って、パッケージを--unmergeで削除するときには個別に依存関係を読んで自動的にはアンインストールしてくれません。portageでは--depcleanを使って依存関係から孤立したパッケージを片っ端に消すのが流儀みたいです。消されては困るパッケージは--noreplaceで指定するみたいです。

個別にパッケージのUSEフラグを指定したい、パッケージ特有のUSEフラグがある、なんてときには/etc/portage/package.useに書くと良いです。

media-plugins/gst-plugins-meta aac flac lame libass libvisual mp3 ogg vorbis

他にはemergeするときに何か足りないだとか追記する必要があるとかいうメッセージがあったら、こんなふうに

# echo 'sys-firmware/iwl2030-ucode' >> /etc/portage/package.accept_keywords
とかechoで追加して行ったらいいと思います。


Gentooを触り始めて1ヶ月ほどたちますが、portageは本当によくできています。totemを入れるからってgnomeパッケージをぞろぞろ仲間にする必要がないというだけでもう素晴らしい。unzipだってDebianだと自分で文字コードパッチを当ててパッケージ作ってインストールしても、オリジナルとのバージョン重複でガミガミ言われるようなところをGentooではUSEフラグのnatspecを指定すれば良いですし。

ディストリビューション固有のツールだとかもGentooでは他と比較するとあまり多くない気がします。そのおかげであまり混乱せずに済みました。

巷で言われているようなGentooは玄人向け、変態専用などというイメージは全く事実に即していません。個人的にドキュメントのインストールガイドはArchのインストレーションガイドより分かりやすかったです。ソースパッケージビルドだって、FreebsdのPortsのようにコンパイルオプションをyesだかnoだかいちいち選択する必要はなく、全部USEフラグで片付きますから。とても扱いやすいです。パッケージのインストールにかかる時間は、そりゃ重量級パッケージをインストールするときは時間がかかりますが、私のノートの低電力版Core i5のCPUでさえ最低半日もあれば終わります。軽いパッケージは下手したらバイナリパッケージをダウンロードする時間といい勝負をするかもしれません。

ちょっとのひと手間で得られるこの利便性は、何にも代え難いですね。


[追記: 2014/07/21]
zoneinfoのパスを間違えていたので修正しました。

[追記: 2014/08/17]
カーネルのbzImageについての記述を訂正しました。

[追記: 2015/05/02]
localtimeに関する記述を変更しました。

2014年3月4日火曜日

輝度を維持できるinitスクリプト書きました。

ええ、書きました。


前にこれ書いたんですけど、機能的には期待通りなんですが、実行時に警告メッセージが出て精神的に良くなかったんです、私の環境では。あと/etc/init.d/rcに書くのもあまり良くないと思い。

そこで、/etc/init.d/下にスクリプトをおいてやればいいんじゃないかなぁと。結果としてはもう文句ありません。サイコー。LSBinitスクリプトを書くにあたって参考になったところを紹介しておきます。

基本的なinitスクリプトの書き方についてはこちら。

init.d スクリプトを書こう

LSBinitでのランレベル指定とか色々。

LSBInitScripts - Debian Wiki

LSBinitのメッセージ関係。

Re: How to use lsb init-functions

他には/etc/init.d/に入ってる他のスクリプトを参考にしたりしました。


/etc/init.d/brightness

#!/bin/sh
### BEGIN INIT INFO
# Provides:          brightness
# Required-Start:    $remote_fs
# Required-Stop:     $remote_fs
# Default-Start:     1 2 3 4 5
# Default-Stop:      0 6
# Short-Description: Keeping brightness control
# Description: Saves and keeps display brightness
### END INIT INFO

. /lib/lsb/init-functions

CURRENT="/sys/class/backlight/acpi_video0/brightness"
RECORD="/usr/local/share/brightness"

case "$1" in
  start|restart)
    log_action_begin_msg "Resuming brightness"
    echo `cat $RECORD` > $CURRENT
    log_action_end_msg 0
  ;;
  stop)
    log_action_begin_msg "Saving brightness"
    cat $CURRENT > $RECORD
    log_action_end_msg 0
  ;;
  *)
    echo "Usage: $0 {start|stop|restart}"
    exit 1
  ;;
esac

exit 0

あとはこれをinsservで登録してあげれば。

# insserv brightness


他のデーモンと遜色なく馴染んで動いてます。完璧。

2014年1月31日金曜日

J!NS PC for HACKERS LINEAR を買いました

重たい記事を書くのは疲れたので今回は短く。


PCメガネが流行りだしたのっていつ頃からでしたでしょうか。個人的に火付け役になったのはJ!NS PCだったと思うんですけど、今まで気になってはいたものの手は出していませんでした。

今はノートPCをメインにしていますが、その前はiMacをよく使っていました。24インチの大画面で、バックライトを最低輝度にしても3時間位すると目が痛くて痛くてしょうがなかったんです。毎日使っていると慣れていきましたが、やっぱり今でも長時間ディスプレイを見ていると目の奥が疲れます。就寝前にディスプレイを少し覗くだけでも目が覚めてしまうこともあったし、PCメガネをそろそろ買おうかと考えていました。

しかしそれ以上に私が買うに至った直接的な理由がありまして、J!NS PC for HACKERSが2年前くらいに限定モデルで販売され、すぐに売り切れたことをネットの記事で知っていたのですが、この間東武池袋でJINSのブースを見かけた時、その後継モデルがなんと3990円で売られており、俄然購買意欲が湧きました。結局その日は混んでいて買えなかったので、後日自由が丘で買いました。


2モデルあったのですが、つるの細いLINEARを買いました。

フレームがないので意識せずに身につけられますし、レンズのカーブ具合が調度よくて裸眼時と同じくらい視界が広く取れます。掛けると少し赤味掛かりますが、自分としては気にならない程度の変化です。つるが細いのは素材にしなりがあるもので、強度的には問題無いですが、曲がりやすそうではありますね。もう一つのモデルのPENTAGONはどうなんでしょう?


肝心の効果ですが、確かに目の奥が疲れる感じは大分緩和されました。疲れないからといって、夜ふかししたら意味ないんですけどね。

2014年1月23日木曜日

興味あります? Nokia Lumia 920

書き疲れたのでしばらく放置していましたが、頑張って書きました。WP8について知りたい方は前の記事で。


早速ですが、パッケージの中がどうなっていたか紹介します。

出っ張りを引っ張るといきなりご対面。iPhoneでお馴染みです。

本体の裏にはSIMトレイを引き出すためのピンが貼り付けられていました。その上にウェルカムメッセージ。

取扱説明書と4G/LTEに関する注意事項の紙がインフォメーションの箱に入っていました。

一番底にはイヤホン、microUSBケーブル、充電器です。

本体表。

本体裏。


次は、前回と同じような感じで良い所を書いていきます。


とにかくカメラを重視してる 〜ハード編〜

画像から分かるように、Carl Zeissの名が刻まれています。カメラのことはよく知らないのですが、カールツァイスは光学機器メーカーで、920にはレンズを提供しています。実はNokiaの機器では結構な頻度で、カメラレンズにカールツァイスのレンズが使われていたり、カメラのアピールポイントをPureViewと名づけたり、中々カメラに関してこだわりを持っているようです。

さきほどちょこっと出したPureViewという言葉ですが、初めて使われた端末がSymbian端末の808 PureViewからで、この時は複数のピクセルの色情報を1つのピクセルに表現するオーバーサンプリングのことを指す言葉として使われていました。NokiaはそれからSymbianからWindowsPhoneへとシフトして、再びPureViewを名乗る端末が現れました。それがLumia920だったのです。

しかし、920のPureViewは全く違うものを指しています。それは、暗所撮影と手振れ補正です。暗所でもフラッシュ無しで発色豊かな画像が撮れること、動画撮影でなめらかな映が撮れることは、920でのカメラライフをリッチなものとしてくれること間違いなしです。

カメラの話はまだ終わりません。カメラのソフトに関する話もする必要があるからです。

とにかくカメラを重視してる 〜ソフト編〜

Nokia Cameraについて話しましょう。これはWPに標準で備わっているカメラアプリとは別に配布されているもので、動画、写真に加えてスマートシーケンス(旧Nokia Smart Cam)の3つのモードがあり、まず評価されるべきはこのマニュアルモードの扱いやすいメニューでしょう。絞り、シャッタースピード、ISO感度、焦点距離、光源の色味補正が、小さいリングをスライドすることで調節できます。

この画像はスマートシーケンスで撮った写真です。鉄球がいくつも写っていますが、並べたわけではありません。差分が表示されているのです。静止した状態でシャッターボタンを一定時間押すだけで、他にもいらないオブジェクトを消したりできます。連続撮影が"スマート"に生まれ変わりました。

これはNokia Refocusというアプリで撮りました。なんのことか分からないですか?とりあえず画像の中の鉄球と、背景をクリックしてみてください。ピントが合います。これもシャッターボタンを一定時間押すことで撮れちゃいます。

唐突に汚い部屋が映しだされたと思いますが、私はナルシストではありません。写っている範囲が広いとは思いませんか?これはNokia Panoramaというアプリで撮りました。もっと遠景だったら自然なものがとれたのですが、今はこれで許してください。これは5回に分けてリングを中心に捉えながら撮影することで取れます。ゆっくり角度を変えないと認識してくれないので、ちょっとしたゲーム感覚を楽しめます。

これらは、Lumiaシリーズを買った人間にだけ使うことを許されます。いわば特権です。ガンガンカメラを使いましょう。(但し、920よりも低い価格帯のモデルはNokia CameraやNokia Refocus、Nokia Storytellerなどが使えないようです。)

外装の色とタイルのテーマの統一感

もしあなたがWPにはカラフルな端末が多いなと思うなら、それはタイルが色とシンクロしているからだと気づくことでしょう。WPではアクセントカラーと呼ばれるものが20色から選べます。様々なものがアクセントカラーを基調としたデザインに早変わりします。好きな色の端末を買っても、中身は変わらないなんて寂しいですからね。

ずっと触り続けていたい感触

920では、表面に光沢感のあり、かつカラフルなポリカーボネートが使われており、スベスベしています。乙女の柔肌に指を滑らせているかのような気分になります。

重要なのは重量ではない、重心だ

920の重量は185g、スペックカタログでこの数字を見ただけで選択肢から外れるかもしれません。ですが少し待ってください。本当にあなたにとって使うに耐えない重さなのでしょうか。画像を見てください。

一本指で簡単に立たせることができます。それ程にバランスとしては安定しています。丸みを帯びた形と相まって、手に持った感触は卵を両手に持った時のように安心感があります。騙されたと思って手に持ってください。あなたの考えが変わるかもしれません。

ラフに扱っても大丈夫

実は私、既に2回ドロップテストをしまいました...。1回目は胸の高さから電車の床、2回目は膝の高さから粗いアスファルトへ。しかし角こそ傷つきましたが、ディスプレイは割れることも目立つ傷が入ることもありませんでした。ショックではありましたが、先ほど書いたように光沢感のある表面なので、今ではダメージジーンズやヴィンテージ品になっていくような優越感が湧いて来ました。(くれぐれも胸ポケットには入れないように。マジで。)

もちろんディスプレイも美しい

ディスプレイに傷がつかないゴリラガラス、発色豊かなIPS液晶、屋外でも映りの良さを維持できるサンライトリーダビリティ、スキーグローブで触っても反応するタッチ感度。何をするにしても、不満を抱くことはありません。

音を楽しむための用意も欠かさない

下部にスピーカー部分が2箇所バランスよく付いています。これは動画を見るとき、曲を誰かに教えたいときに邪魔することのない、素人耳には自然な音が出てくれます。またヘッドフォンをつなげた時にホワイトノイズもなく、澄んだ音を楽しめます。更には周波数単位で弄れるイコライザー、擬似的に立体音響で表現してくれるドルビーヘッドホン機能もあり、役不足と感じることはないでしょう。もっとも、イヤホンは別途買ったほうが良いですが。

惜しむらくは...

ラジオを聞く機能はあるのですが、日本のラジオ局の周波数は聞けないみたいです。また、カメラレンズについ指紋がついてしまいそうになる形状で、神経を使います。デザインとしてみれば満足なのですが。あといくら実用上問題のない重量とは言っても、心なしか落としやすい気がします。ポケットからつまんで出すときとかね。


結論

私が今回Lumia920を購入して持った感想ですが、これはPDAではなく、間違いなく電話だと思いました。それはNokiaの端末としてからも、WP8搭載端末としてからも感じ取ることができました。Androidにはコンソールに入れたり、ランチャーやドロワーを変えたり、カスタマイズする喜びを得られますが、それは電話としての喜びではなく、PDAとしての喜びであると感じます。「手のひらサイズでここまでできる」という意味で。(いや、それはメーカーの裁量によるのでしょうか。)

しかし、少なくともLumia920は、人とのメッセージのやり取りをする方法が標準で多様にあることや、ガワとナカの統一感や、情報のアクセシビリティを高めるUIであること、また耳や目を使うときに違和感を感じさせないディスプレイやスピーカーが備わっていること。これらはNokiaの「Connecting People」の言葉にふさわしい、道具としての電話にふさわしい。そう思いました。


これからNokiaがMicrosoftのブランドとなることや、WPの機能が拡張される傾向が、私の今感じている素晴らしさを更に高めるものであることを切に願うと同時に、これからどうなるものかと期待しています。